Th検査の結果 その2 | ずれずれブログ…湘南で猫と暮らせば…

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ものすごく遅くなりましたが、ぽっぽのTh検査の結果について書きたいと思います。


かなり長くなると思うので、ご興味のない方はスルーしてくださいませ~。m(._.)m


まず、Th検査の概略については、こちらをご覧ください。→

   ※ちなみに私はここを読んでもわりとちんぷんかんぷんです。(笑)


Th検査をすることになった理由はこちらをご覧ください。→

   ※こちらも長いのでご注意(笑)



「解析結果報告書」から転記します。

今度Th検査を受けたいと思われる方、病院から検査を勧められた方のためにそのまま書き写します。



症例 : ぽっぽ(9歳 避妊済♀ 日本猫)


主訴

5歳頃より(4年ほど前から)1日に1~2回吐き、それが3日くらい継続する。嘔吐後は食欲・元気もある。他院にて血液検査を実施し、肝臓の数値が高いことからウルソ等を3年くらい服用したが、その後も同じような状態を繰り返していたが、2006年12月頃より1日おきに嘔吐するようになり、現在も1日に1回程度嘔吐する。(いずれも食後5分後くらいに嘔吐し、その後は元気・食欲もある。)最近、水をよく飲み、排尿量・回数共に多く、体重も減少してきている。

食餌は腎臓サポートをメインに2週間に1度、ラキサトーンを与えている。食餌の量は少ない。(1日に1/2カップ程度)。途中胃薬(ガスター・アルサルミンなど)を服用したが、特に効果は見られなかった。


調査の依頼目的 : 現在の免疫状態の把握およびそれに基づく治療立案。


検査結果

Th1→ 表現型生体反応 1.64↓(正常 2.73 腫瘤の例 2.57)

     内在型生体反応 1.59↓(正常 6.17 腫瘤の例 5.21)

Th2→ 正常

Th3→ 表現型生体反応 2.07↓(正常 5.33 腫瘤の例 9.96)

     内在型生体反応 2.47↓(正常 3.28 腫瘤の例 4.79)


解説

内在型Th1生体反応(細胞の割合)が著しく低値であることから、本症例は細胞性免疫能が抑制された状態(アナジー)であると推測される。また、全身性に増殖性腫瘤(良性および悪性を含む)を形成する疾患では抹消血中でTGF-βを産生するTh3細胞の増数が認められることが多いので、明らかに腫瘤の存在は否定されますが、前述いたしましたように、Th1生体反応が低値であり、引き続いて注意し、この点については、本検査以外の検査結果も合わせて総合的に判断してください。

現在の免疫状態では感染症などへの羅患リスクが高いので、抗生物質の継続投与が必要である。さらにTh生体反応増強剤の投与を推奨します。

また、表現型・内在型共にTh3細胞の割合が低いことから本症例では成長に必要な蛋白質が不足していることが推測されるため(体重が減少しているとの主訴とも一致する)肝・腎機能に異常がないのであれば、出来るだけ高蛋白成分を含んだ食餌(総量は変化させずに質の向上に努める)を与えることが望ましい。 以上





・・・手が疲れました。(笑)



要するに「現在、腫瘤がある可能性は低い。が、免疫力が非常に低下した状態。」であると、先生から説明がありました。


「現在の免疫状態では感染症などへの羅患リスクが高いので、抗生物質の継続投与が必要である。さらにTh生体反応増強剤の投与を推奨します。」とあるので、この「抗生物質」や「増強剤」は必要かどうかを聞いてみたのですが、これは今は必要ないでしょうとのことでした。この文言はどちらかというとひな型?のようなもので、どれにも書いてある(汗)ようなのです・・・。


病気ではないのに抗生物質を継続投与する気持ちにはとてもなれませんが、「増強剤」というのは気になったので聞いてみましたら、「これは大学病院でないと処方できない薬で、おそらく漢方のようなもの。サプリメントとは違い、経過を見ながら飲んだりやめたりするもので、非常に高価。」だそうです。( ̄Д ̄;;


う~~~ん・・・


大学の先生とTh検査をしてくださった先生の見解では、嘔吐に関しては「質がよくて吐きにくいご飯を試しながら様子をみる」ということでしたので、今回はそのご意見に従うことにしました。


先生のお勧めご飯として、スペシフィックのFDW(缶詰)と、ウォルサムの低分子プロテイン(ドライ)、おなじくウォルサムの消化器サポート(ドライ)を挙げていただき、高蛋白質の食餌をという部分は気にしなくてよいというお話でした。


試したことのないスペシフィックは大人買い(笑)しかないということでしたので16缶まとめて買いましたが(3,200円)、ぽっぽ食べず・・・(T_T) 今は低分子プロテイン・消化器サポート(これも大好きではない・・・汗)と、アニモンダなどを交互に上げて様子を見ています。アレルギーの元まではわからないので、質がよくて吐きにくいご飯(一度CreやBUNが高くなったり、膀胱炎の疑いもあったのでリンやマグネシウムの低いもの)を探していこうと思います。


ぽっぽの場合、歯肉炎もあるということで、ビルバックチュウも勧められました。

これはそのままだとロッカは転がして遊んでしまい(笑)ぽっぽは食べないのですが、4つくらいに割ると2にゃんとも食べてくれます。お腹がすいている時に1日1回おやつ的にあげています。


さて・・・


気になる診療費・・・(笑)


再診代            500円

血液・生化学検査   10,000円

Th検査          35,000円

猫用ビルバックチュウ 1,800円

スペシフィックFDW   3,200円

________________


合計           53,025円


・・・・・泣き1



その他にもその後、尿検査(1回1,500円)、抗生剤(6日分 1,500円)、再診料、などがかかっているので、現在極貧生活をしいられている我が家。(笑)


その上、増強剤のかわりに免疫力アップのサプリメントをあげてもよいかと聞いたところ、犬猫用D-フラクションプレミアムを勧められ、試してみることに。


こちら、30mlの小さい瓶で15,000円でした・・・泣き3



ここ5回くらいの診療で8万円近くが飛んでいったことになります・・・。

でも!ぽっぽが元気で長生きできるためであれば・・・とも思います・・・が、もう少しお安いとありがたいです。泣き2



さて、このTh検査、してよかったかどうか、他の悩める猫さんのご家族にお勧めできるかどうか・・・


ドキドキよかった点


開腹や全身麻酔による内視鏡検査などをせずに、腫瘤の可能性を否定できたこと!

これはとにかく大きいです。


それから、免疫力が非常に低下ダウンしているということもわかりました。

ストレスを出来るだけ少なくする、質のよいご飯をおいしく食べられるようにしてサプリメントでも免疫力アップアップするという今度の方針が出せました。これも大きい・・・かな。

というのも、これらのことはどの猫さんにも必要(特に高齢になれば)だと思うのですが、実際何かきっかけがなければなかなか実践に移せないと思うからです。


が・・・猫に関してはこの検査、まだ「参考値」なのだそうです・・・泣き2・・・後から知りましたが。


そして、腫瘤の可能性があるとなった場合、場所の特定などは出来ないとのこと・・・。

今回ぽっぽはその可能性が極めて低いという結果だったのでよかったのですが、もしこれが腫瘤に関して微妙な数値だったとしたら、結局大きな病院で別の検査をしなければならなかったでしょう。


そう思うと、この検査代はやはり高すぎるかもしれないとも思います。(病院によってもこの検査代は違うとのことです。)

ただ、ワンちゃんの場合はもう少し確実な結果が出せるのかもしれません。


大変長くなりましたが、ぽっぽの検査のご報告でした。



まだ尿の再検査が残っていますが、これからもぽっぽが元気で長生きしてくれるように、できるだけのことをしていきたいと思います。(*^^*)




にぱっ♪*にぱっ♪*にぱっ♪*




ぽっぽ@ひざの上

ちょっとまるまっててかわいいです~~ラブラブ
重いよ~
いつまでもこんな寝顔をみせてほしいな~ドキドキ



ロッカの目薬さしは少々難航しております・・・( ̄Д ̄;;



猫の肉球猫の肉球猫の肉球




ぽっぽロッカも試している歯磨きガム

グリニーズは食べてくれない(T_T)のですが、このお魚味の麩菓子のようなこちらは意外と好きなようです。



【ビルバック】ビルバックチュウ(猫用)(フィッシュフレーバー)